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4月24日 自然体の町

今日の天気は曇り。雨が上がり、心ばかり暖かくなってきた。

朝、別府駅の近くにあるNPO法人BEPPU PROJECT 事務所へ伺う。
スタッフの利光友紀さんに町案内をしていただけることに。

まずは別府市中央公民館へ。
1924年に建設された建物は、北欧建築のような風貌で、
あちこちに時代を感じさせる手触りが残っている。
内観にはステンドグラスやタイルが装飾され美しく、
各部屋は今も現役で使用されているとのこと。

見学している最中にも、部屋の中から楽器を演奏するような
音が漏れ、建物全体にそれが響いていることで、
不思議と人が交わる時の活気のようなものを感じた。


次に、別府観光港フェリーターミナルで、マイケル・リン氏による壁画
「別府04.11-06.14.09」(別府現代美術フェスティバル2009「混浴温泉世界」より)を鑑賞。
「別府04.11-06.14.09」についてはこちらより
別府の玄関口でもある港にこのような作品があることで、
きっとこの地に訪れた多くの人々の記憶に、
その印象がしっかりと染み込んでいくのだろう。


その後も、観光としては知られることはないであろう
町の裏側?を案内していただく。

そこで感じたことは、
「別府に住む人たちの人柄が、町を活かしている」ということ。

まず"温泉"という町の特性に、住民の人達それぞれがこだわりを持っていて、
その"良さ"の本質を体をもって知っている。
さらに、外から訪れる人に対しては、拒まず、もてなしすぎず、
あくまで自然体で接してくれる。
それが、心地いい町の雰囲気をつくりだしている理由かもしれない。

今日は別府さいごの夜。
じっくり温泉と人につかろう。
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「ギョロ目」大分県 別府市
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「天日干し」大分県 別府市


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別府市中央公民館 ステンドグラス
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高架下の賑わい
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木でできたアーケードの屋根
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住民のおじいさんによる町中アート
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BEPPU PROJECTの利光友紀さん(左)と松田雅代さん(右)
by machikusa | 2013-04-24 22:49 | 日本まちくさの旅日記
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