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自然な自然

まちくさは「自然な自然」だ。

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フェンスで固められた町の一画。ここにもいつか新築と呼ばれる家が堂々と建つのだろうか?いまは誰も近寄らない、近寄れない場所、すなわち「空き地」である。もう目に見えてわかるのは、まちくさ達が生い茂ってきていること。町に生えるクサ達は誰に言われるでもなく、自分たちの意志?でその勢力を拡大していく。それは人が望んでいないことだとしても。

まちくさはコンクリとアスファルトで塗り固められた町に唯一残された「自然な自然」だ。それはみせかけの造花や趣味のプランターではなく、まぎれもない自然だということ。例え人がどれだけ町を整備しても、クサというクサを引っこ抜いても、またどこかの路地裏にある隙間からひょっこり顔をだす。そんな自然が目の前にありつつも、人はもっと壮大で豊かな自然を求めてレジャーやハイキングに出掛けていく。

僕にはまちくさという自然が面白くてしかたない。
こんなに身近にこんなにひっそりと生きているクサたちは町を縦横無尽に行き来しながらその命を「どうだ!」と言わんばかりに見せつけてくる。そんな愉快なまちくさ達が好きだ。
だからもっと知ってほしい。

「自然な自然」は本当はこんな近くにあるということを。
きっと町を見るのが忙しくてしょうがなくなると思うから。
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by machikusa | 2010-06-12 20:17 | 博士の思草
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